9月25日 ストックボイス「投資信託のコーナー」でプロダクトガバナンスについてコメント

25日のストックボイス「投資信託のコーナー」で「個人投資家にとってのプロダクトガバナンス」と題して、お話しをさせていただきました。とかく複雑な投資商品を先行して対象にする(プロポーショナリティ)という視線が強いと思うのですが、私は最も分かり易い事例は毎月分配型投資信託だと思っていて、ここからプロダクトガバナンスを始めるべきだと考えています。分配金の払い出しは複利効果を減衰させるということで資産形成層には不向きですが、資産活用世代には「使いながら運用する」典型的な商品だと考えています。しかし、投信協会のデータでは、毎月分配型投信の保有者の3分の2が50代以下です。想定顧客属性と販売のミスマッチが顕在化している最たる例だと思います。